【イカの駅つくモール】周辺施設①真脇(まわき)遺跡

真脇(まわき)遺跡について

国指定史跡真脇遺跡:昭和57~58年に圃場整備事業に伴う緊急発掘調査が実施されました。

調査を進めていくうちに驚くべき事実が次々と明らかになったのです。

何とここは縄文時代の前期初頭(約6000年前)から晩期終末(約2000年前)までの4000年間にわたって生活を営んだ集落跡だったことが判明したのです。

大量に発掘された出土品から219点が国の重要文化財に指定されました。多種多様な出土品や遺構によって真脇遺跡は‟縄文文化の宝庫”とよばれています。

真脇遺跡入り口にあるお面のモニュメント

入り口でバカでかい顔がお出迎え。真脇遺跡出土の土製仮面を模して造られたとのこと。

実際は能面ほどの大きさで、
かつてはイルカの大漁を祈って、
この仮面をつけてお祭りしていたらしい。

それにしても、ハットリ君のようなグルグルほっぺはいったい…。

真脇遺跡縄文館

土器

館内には大きいのから豆粒程の小さいのまで、沢山の出土品が展示されていました。

その中で 一番のお気に入りが愛称‟鳥さん土器”。
なんと愛くるしいデザイン!
しかも目が赤色に着色してあるというこだわり。

縄文人も「かわいい」という感覚をもっていたのかしら?今売ってても買ってしまいますな。

次は土器。
細部までこだわり抜いて
作られた非常に繊細なデザイン。

縄文人の芸術に対するパッションに拍手喝采です。
いつの世もその筋の匠がいたわけですね。

しかし見た時の最初の感想は
「…なぜここまで芸術性にこだわる?」
…でした(笑)   

それにしても、館内に展示されているものは全てレプリカではなく、本物だそうです。

こ、これ2000年前からここに埋まってたの⁈
って感じです。

思わず想像してしまいます。
この土器たちの上で武士がお昼寝してたりして~とか、だいこん畑だったりして~とか。

イルカ

イルカの骨がめちゃくちゃ出てきたらしい。
人骨、魚骨、獣骨などの出てきた骨の9割がイルカの骨だったらしい。

どんだけイルカ食ってたんだって話だけど、どーもここってイルカの解体場であり、骨捨て場だったらしいです。

しかも、昭和の初期まで小木でイルカ漁してたってんだから、ビックリです!

最近じゃん!いろんな種類のイルカの骨が出土されています。
カマイルカ56%、マイルカ35%、その他バンドウイルカ、ゴンドウクジラ類など。

「今日のごはんはカマイルカ煮よ~」
「やったー!僕カマちゃん大好物なんだよね~」
こういう会話もあったんでしょうね。

真脇縄文人の顔

出土した数人分の人骨を調べると
真脇の縄文人の顔立ちは、眉間が盛り上がっていて現代人より彫りが深かったらしい。

しかも、顔幅が広い平均的な縄文人と違い、面長で垂れ目気味だったご様子。

歯並びは、現代人の下あごが小さくて上あごの下に入り込む鋏状咬合に対し、縄文人は上下の歯がぴったり合わさってる鉗子咬合。

いわゆる下駄のようなお顔立ちだったんですね。

当時の食

縄文人は、「NO!農業!」って感じで食料は全て大自然の恵みからいただいていたようです。

海ではイルカを獲ってたくらいだから巨大な魚や、サメなんてお手のもの。
なんと毒フグまで食してたらしい。

強靭的胃袋!

山では猟犬とお手製の石のやじりを使って鹿やイノシシを捕獲してました。

その他トチの実、くるみ、どんぐりなどの木の実や山芋やわらびなども食してたらしい。ヘルシーですな。

竪穴式住居

でました!竪穴式住居!
思わずうわ~ってなりました。

だだっ広い緑豊かな場所にポツネンとあるので
時空が歪んで縄文時代に
タイムスリップしたかのような感覚になります。

家の横には、薪割小屋?みたいのが。

家の周りには小さな黄色い花が控えめに
楚々と咲いてました。

板敷き土壙墓

いわゆるお墓です。4基のお墓。

その中の一つに土壌化が進んだ骨が遺存してたらしい。

頭骨は左向きで足を強く曲げた状態(横臥屈葬)で埋葬されていました。

骨などを調べると20~30代の男性で身長は160㎝ぐらい。4520~5200年前の当時の村のリーダーらしい。
漆塗りのアクセサリーをしてました。おしゃれ。

3本の木柱はお墓の目印とのこと。

ほぼ東西方向に並んで柱の間隔は3m。
くりの木使用。

環状木柱列

これぞ
パワースポット!!


って感じで、写真でみてたより実際目の前にすると

パワフルな空間に圧倒されました。

これが何なのか未だ分かっておらず、
屋根とかもなくて、ただ柱が地面に刺さってるだけなので、住居でもお墓でもないらしい。

くりの木でできていて
丸太じゃなくって、かまぼこ状。

全て平らな面を外側にして
立っています。


しかも面白いのが、同じ場所に6回も立て替えしてるってこと。よっぽど長い間、縄文人にとって神聖な場所だったんでしょうね。

聖域ってとこですか。

それにしても、是非ここの地まで足を運んでいただきたい!
中央に立って両手を空に掲げて

「大地のパワー注入!!」


真脇遺跡縄文館
☎0768-62-4800 
〒927-0562 石川県鳳珠郡能登町字真脇48字100番地
開館時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日、火曜日(祝日の場合は翌日)
    12/29~1/3